GrindHouse×range×SLIPKNOT Special Limited Tシャツ発売!!!



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創刊以来、アメリカ、ヨーロッパ、そして日本を中心に、ロックシーン最前線のアーティストを紹介し続けてきたGrindHouse magazine。2015年夏に迎えた創刊15周年を記念し、多数の日本のアーティストから支持されるアパレルブランド、rangeとコラボ。アーティスト公認のスペシャルTシャツを発売する!! 
第一弾には、あの猟奇趣味的激烈音楽集団、SLIPKNOTが登場!! 異形なマスクと激烈かつキャッチーな音楽性が特徴の、現メタル/ヘヴィロック・シーンを牛耳る彼らから直接許諾を取得し、range渾身のデザインにて制作された逸品だ。




有島博志/Grindhouse 書き下ろしコラム

いち音楽ファンとして、またひとりの仕事人として、自分にとってSLIPKNOTの存在は計り知れなくデカく、また重い。ワールドワイドなデビュー作『SLIPKNOT』(99年)は発売から16年以上も経とうとしてるものの、今なおなにも色褪せず、強靭極まりない秀逸作だ。ヘヴィロック、メタルという世界にブッ太いくさびを打ち込み、さまざまな“常識”を覆した。9人のメンバーそれぞれが異様なマスクを被り、素性を隠し、同色のジャンプスーツに身を包むというビジュアルの猟奇的なイメージもショッキングだった。モロにヤラれ、思いっ切りトバされた。それから自分は、本国アメリカはもとよりイギリス、ベルギーとあちこち追いかけ、もちろんここ日本でも何度も対面取材してきた。その中には一旦決定し、合意を見た取材や写真撮影の予定が二転三転したうえで結局実現しなかったことも一度や二度ではないし、ベルギーのフェスティバルに取材に行った際は、取材直前にフロントマンのコリィ・テイラーがほかの出演バンドのメンバーと大喧嘩をヤラかして相当頭に血が上っていたとかで、インタヴュー中に100万回くらい「Fuck!!」を連発していたこともあった(苦笑)。本当にいろいろなことがあったし、ときには振りまわされもしたけど、それでも自分はSLIPKNOTに常に刺激を受け、追いかけ続けてきたし、これまでGrindHouse magazineの表紙にも5度も登場してもらった。自分がここまで突き動かされたバンドはそう多くはない。
そうした経緯から、GrindHouse magazineが昨夏創刊15週年を迎えたことを記念し、アパレルブランドrangeと手を組み、Tシャツを発売するに至った際、絶対にSLIPKNOTとコラボしたいと思った。本国マネージメントに打診すると、GrindHouse magazineの創刊15週年へのお祝いとともに、気持ちよく許諾を出してくれた。Tシャツなどのマーチャンは、バンドにとって大きなビジネスだ。このトリプルコラボTを発売するにあたっての許諾は、本当に異例のことだ。正直ブルった(笑)。バンドにとって、マーチャンがどういったものなのかについて、かつてコリィはこんなふうに語ったことがある。彼らにとって、マーチャンというものがどんな意味を持つのか、わかってもらえると思う。今回のGrindHouse×range×SLIPKNOTのトリプルコラボTシャツ、絶対にゲットしてほしい。
――ここんところTシャツなどのマーチャンがどんどん巨大ビジネス化してるね。
「オレたちが『SLOPKNOT』(99年)で世界デビューしたときは、サンプラーCDを配る、というのが巨大なビジネスになってた。バンド所属するレコード会社が近々発売するバンドの新作からの曲を数曲入れたサンプラーCDを制作し、フェスティバル会場やライヴ会場などでお客さんたちに無料配布することで、そのバンドや音楽を広め、知ってもらい、音源購買へとつなげていく、いわゆるダイレクトマーケティングの手段さ」 ――覚えてる覚えてる、自分もあちこちでもらい、そのサンプラーCDで知ったバンドも少なくないよ。
「当時はインターネットの普及が今ほどじゃなかったからサンプラーCDの無料配布の効果には目を見張るものがあった。ラジオで曲がかかり、そのバンドや音楽が広がっていく、というのとは少し違ってより直接的だし、なによりCDがタダでもらえるわけだから(笑)。無料配布要員があちこちにたくさんいて登録してストリートチームなるものもオーガナイズして、みんなサンプラーCDを配ることに一生懸命だった。だけどインターネットの普及に合わせ、次第にサンプラーCDというものの価値が下がり、どんどん必要とされなくなった。サンプラーCDをもらわなくてもYouTubeなどでPVが観られるし、音源試聴の機会もたくさんあるからね。すると続いてマーチャンビジネスが加速的にビッグになった。ファンはお気に入りのバンドのTシャツを着てハッピーになり、オレたちバンドにも利益が入ってくるからハッピーさ(笑)。だからと言ってマーチャンを大量に世に送り出せばいいっていうわけじゃない。オレ自身はSLIPKNOTのマーチャンにもSTONE SOURのマーチャンにもそんなに口は出してないけど、やはりいいものを選りすぐって出していこうという想いはほかのメンバーとも、またマネージメントとも合致してるんだ」
――ビッグビジネスと言えば、アメリカのエンタメ界だとやっぱグラミー賞だよね。SLIPKNOTでもSTONE SOURでもこれまでに何度もノミネートされてきたし、SLIPKNOTじゃ2006年に“Before I Forget”でベストメタルパフォーマンス賞を受賞してるじゃない。
「確かにアメリカじゃグラミー賞の影響力は今もデカいし、ノミネートされればそれだけでバンドへの注視は高まるし、ハクもつく。受賞すりゃなおさらさ。ただ、オレ個人的にはノミネートされたり受賞したりすると、うちのばあちゃんにイイ顔ができるっていうのがあるし、それが一番デカいんだよ(笑)。“ばあちゃん、オレはバンドマンなんていうロクでもない職業についちまったけど、それでもちゃんとやってんだゼ!”って言えるなによりの証拠だからね。で、実際ばあちゃんは喜んでくれるんだ。“そうかいそうかい、アナタは頑張ってるし、偉いねえ”ってね。コレ、大事なんだよ(笑)」
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